■セットリスト16~20曲目
⑯I Was Made for Lovin’ You
1970年代後半に到来した空前のディスコブーム。
あの、ザ・ローリング・ストーンズも『Miss You』という曲でディスコ調の曲を発表するなど、音楽業界では各方面にかなりの影響を与えました。
そんな中、なんとキッスもディスコ調の曲を発表。
それがこの『I Was Made for Lovin’ You』です。
当時、キッス・アーミー(キッスのファン)たちは、キッスがまさかディスコを演るとは、誰一人として想像もしていませんでした。
よって、この曲が発売されたときは、正直かなりのカルチャーショックがあり、実際キッスから離れてしまったファンも数多います。
反面、曲は世界中で大ヒットを記録。
7枚目のスタジオ・アルバム 『Dynasty』(日本語タイトル『地獄からの脱出』)の1曲目に収録されています。
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⑰Black Diamond
ファーストアルバム『KISS』に収録。
ポール・スタンレーの弾き語りから始まり、ドラムのピーター・クリスがリードボーカルを担当するという曲構成です。
ピーター脱退後、そのボーカルはエリック・カーに引き継がれ、ノーメイクになった後も演奏され続けました。
エリック・カー没後はしばらく演奏されていませんでしたが、現在はエリック・シンガーに引き継がれて、ほぼ毎回のコンサートで演奏されている曲です。
⑱Beth
もっともキッスらしくない曲でありながら、キッスの代表曲となってしまった1曲です。
スタジオ・アルバム4枚目の名アルバム『Destroyer』(日本語タイトル『地獄の軍団』)に収録。
シングルカットされた『Detroit Rock City』のB面に収録されました。
あまりにもキッスらしからぬ大ヒット曲ということで、この曲にはいろいろな逸話があります。
たとえば、「ラジオのDJが番組で『Detroit Rock City』をかけるつもりが誤ってB面の『Beth』をかけて大ヒットした」とか「ピーター・クリスが奥さん(当時)のことを想って書いた曲」だとか、いろいろです。
真相は、ピーターがキッス加入の前に在籍していたバンドのボーカルの奥さんのことを歌っているようです。
そのボーカルが妻のベッキーに「Beck、what can I do?」としょっちゅう電話をしており、ドラムのピーターとギタリスト(クレジットにあるStan Penridge)と一緒に作ったのがこの曲とのこと。(英語版wikiより)
それを、ジーンが「『Beck』では女性っぽくない」とイチャモンをつけて『Beth』になったとか。
いずれにしてもコンサートでは絶好の休憩タイムです。
このイントロが聴こえたら、着席したり、トイレ行ったりすると良いでしょう。(笑)
【追記】(2019年12月14日)
12月12日の東京ドームでは、なんと、X-JAPANのYOSIKIが参戦。
YOSIKIのピアノの弾き語りによる『BETH』が披露されました!
今回ばかりは休憩している人はほぼいませんでしたね。
また『Crazy Crazy Nights』はアンコール前に繰り上げられ、『BETH』と『Rock and Roll All Nite』の2曲のみがアンコール曲となりました。
⑲Crazy Crazy Nights
1988年2月に発売されたアルバム『Crazy Nights』の1曲目に収録された曲です。
時の音楽業界の流行りを意識して作られた雰囲気が満載のアルバムとなっています。
MTVでマイケル・ジャクソンやプリンスの合間に流れても全く違和感のない曲に仕上がっています。
発売同年の4月には約10年ぶりとなる日本公演が実現。
武道館をはじめ、大阪、名古屋、横浜でコンサートが開催されました。
この時のメンバーのステージ衣装は『Crazy Crazy Nights』のPVと同じ衣装を着用しています。
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⑳Rock and Roll All Nite
『Detroit Rock City』『Love Gun』と並んでキッス・アーミーから絶大な支持を得ている1曲。
現在では、コンサートでのエンディング曲の定番となっており、曲がスタートすると同時に会場全体に紙吹雪が舞います。
サード・アルバム『Dressed to Kill』(日本語タイトル『地獄への接吻』)に収録されている曲で、オリジナル・バージョンでは、ギターソロ無し、エンディングはフェイドアウトという、若干盛り上がりに欠ける感じがあります。
ただし、同年に発売された2枚組のライブ盤『ALIVE!』では、エンディングはもちろんフェイドアウトではなく、ギターソロもしっかり入っているバージョンです。
とにかくゴキゲンな1曲ですね。
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■まとめ
以上、東京ドームは12月11日です。
楽しみに待ちましょう!