新型コロナウイルスの報道の仕方を変えるべきときが来たと考えます。
現在の感染状況よりも症状や治療法などの感染後の状況をもっと伝えるべきです。
政府主導のもとすぐにでも対応する必要があると考えます。
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■世界的に見て紛れもない感染国となってしまった日本
ついにクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号の乗客から2名の死亡が確認されました。
報道を見ると「80代の男女2人」「厚生労働省など2人が感染した経緯などを調べている」としか報道されておらず、詳しい状況はまだわかっていません。
いずれにしても、亡くなられた2名の方のご冥福をお祈りします。
○今後、感染は間違いなく拡大する
「新たに○人の感染を確認」などという報道が毎日のようになされています。
これらの報道を「意味がない」などと言うつもりはまったくありません。
感染者が出た地域に住む人たちからすれば、特に重要な情報です。
今後も報道し続けていくべきでしょう。
しかし、今、日本ではすで感染が拡大しています。
さらに、クルーズ船での水際対策が世界中に報道された影響もあり、世界的に見て日本は紛れもない感染国のひとつとなってしまいました。
そして、確実な特効薬の無い今、今後も感染は拡大すると自覚する必要があります。
■「新たな感染者数」よりも「感染者の生の声」を報道すべき
そろそろ、新型コロナウイルス肺炎に関する報道の仕方を変えるときではないでしょうか?
今、国民が一番知りたがっている情報、それは、感染してしまった後のことです。
つまり、感染した人たちの生の体験談の方が重要な情報といえます。
これは、日本政府、厚生労働省主導のもと、すぐにでも行うべきです。
○治療中の人、完治した人への電話インタビュー
報道各局には、治療中の人、完治した人の体験談をぜひとも報道して欲しいです。
今までもワイドショーなどでいくつか紹介されていましたが、もっともっと詳しく紹介すべきです。
- 感染したらどんな症状が出たのか?
- どの程度重症化し、どれくらい苦しかったか?
- 感染しても症状がほとんど出なかった人はどれくらいいるのか?
- 家族には感染したか?
- 家庭内での拡散予防はどの程度の予防法だったのか?
- 薬は何を処方されたか?
これらの体験談を紹介するだけで、国民の不安もかなり解消し、各自が相応の警戒心にて対応できるでしょう。
もちろん、患者へのインタビューは担当医師の了解のもとでやるのが大前提です。
電話インタビューなどを多用すれば報道関係者への感染リスクも無くなります。
年齢性別以外は一切明かさず、病院の場所は完全非公開、音声を変えてのインタビューを行えば、個人情報は保たれます。
先日も、クルーズ船から乗客が降りたとき、すぐさまその乗客の会見が開かれていました。
そんな情報よりも、感染者の生の声におり、感染した場合どの程度怖いのかなどの具体的な話の方が、今は重要な情報なのです。
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■今なお拡散しているデマ情報
相変わらず、新型コロナウイルスに関するデマ情報も出回っています。
○「陰性の場合8万円自己負担」
先日Twitterである情報が拡散されました。
「日本 陰性の場合8万円自己負担 陽性の場合は国負担」
安倍政権の批判とともに拡散されましたが、結局のところデマということで、現在は落ち着いています。
(拡散した当人は、現在アカウントを非公開にしておりツイートは見られません)
当初日本政府は、武漢からの政府チャーター便利用者から「運賃」として8万円を徴収すると発表していましたが、その後、全額を政府が負担することとなりました。
このときの情報と混同視されたデマと考えられます。
ちなみに真相は、「都道府県が必要と判断した場合陰性・陽性に関わらず公費負担で無料」。
○「マスクの予防効果は薄い」はデマでこそないが…
「マスクをしても予防効果は薄い」という話もかなり浸透しています。
ちなみに、これはデマではないようです。
ただ、この話が肥大化し「マスクは意味がない」と考えている人が多数いるようです。
挙句の果てには「マスクをすると感染する」という完全なデマに変貌しているパターンもあるとのこと。
いずれにせよ、マスク予防はまったく効果がないということは間違い。
現にマスクは品薄状態になっているのが現状です。
○政府からの情報が少ないとデマが拡散する
政府・厚生労働省は、もっともっと情報を分かりやすく公開すべきです。
情報公開が少ない場合に拡散するのがデマ。
与党の対応はもちろん、野党もいつまでも桜を見てないでもっと情報公開を要求してほしいものです。
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