ASKAが自身のブログでコロナウイルスを死滅させる装置を開発したと発表。
もし、事実だとすれば世界的な大挙となりますが…
これに対し、週刊女性PRIMEが専門家のコメントを掲載する形で完全に否定。
その真相やいかに…。
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■ASKAがウイルスを死滅させる機械の開発を発表~ブログと動画で
元、CHAGE and ASKAのASKAが、自身のブログとYouTubeチャンネルで、驚きの発表を行いました。
※動画は現在削除。
なんと、コロナウイルスを除去できるという画期的な装置を開発したとする内容。
その装置の名は『SAYONARA』。
すでに7年前から開発を開始し、2年前には完成したとか。
○新型コロナウイルスを死滅させる『SAYONARA』とは…
ブログでは、長い文章で『SAYONARA』の利点などが断片的に語られていますが、その要点をまとめると以下の通りのようです。
- オゾンは除菌効果が非常に高い物質だがすぐに酸素に変わってしまう
- 1ppm以上のオゾンで、世界中の細菌を除菌できる
- 『SAYONARA』は、10分間「2ppm」以上の濃度のオゾンをキープできる
- つまり、『SAYONARA』により新型コロナウイルス(COVID-19)は死滅する
もはや発明に近い神製品を開発したことになります。
■ASKAがブログで発表した本当の目的はクラウドファウンディング
ASKAの3月25日のブログ記事のタイトルは「クラウドファウンディング」。
今回の発表の一番の目的は、『SAYONARA』を製造する資金のためのクラウドファウンディングへの出資の告知、考えて良いようです。
ん?
7年間の開発のための資金はあったんだよね?
それなのに、開発が完了した後、製品を製造するための資金はクラウドファウンディングで集めるということ?
通常、まっとうな製品で「確実に売れる!」という根拠や可能性があれば、出資してくれる企業や投資家は普通に集まるもの。
なぜ、わざわざクラウドファンディングにしたのでしょう?
■なんと、前澤友作氏にも出資依頼のオファーか?
その2日後、3月27日のブログ記事のタイトルは以下の通り。
「う~ん、僕の人脈をしても前澤社長にはつながらなかった。しかし、『SAYONARA』の実用性に気がつく人は、必ず現れる。」
つまり、『SAYONARA』製造のためのクラウドファウンディングへの出資を元ZOZO社長の前澤友作氏にオファーし、断られた…ということでしょうか?
ちなみに、記事本分には前澤さんの名前は一切記述されていません。
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■週刊女性PRIMEが専門家の話を引用する形で全面否定
ASKAのブログの記事には、以下の気になる記述があります。
多くの他社製品は、専用水や蒸留水を使用していますが、
僕の発案した「SAYONARA」は、水道水と電気さえあれば他は何も要りません。5ppm濃度に達しているモノもありますが、「オゾン水」というモノは、直ぐに「酸素」に変わってしまいます。
15分間維持、20分間維持と書いてありますが、「0.001ppm」でもオゾン水と言えるわけです。「SAYONARA」は、10分間「2ppm」以上の濃度をキープできる。
引用元:ASKA公式ブログ『fellows』3月25日の記事
水道水で、5ppmのオゾン水が精製され、しかも、すぐに酸素へと揮発してしまうオゾン水を、
引用元:ASKA公式ブログ『fellows』3月27日の記事
10分間2ppm以上キープできることに成功したことが、オゾン学会で検証されたんです。
3月28日の夜、週刊女性PRIMEが今回のASKAの『SAYONARA』の記事について取り上げました。
医療統計の第一人者と呼ばれる、新潟大学名誉教授・医学博士の岡田正彦先生のコメントを引用し、その根拠を説明しています。
それによると、5ppmの濃度のオゾン水を作るASKAの機械は「人体にとってきわめて有害」と結論づける恐ろしい内容…。
ちなみに、ASKAが断言している『SAYONARA』が10分間キープできる2ppmという量のオゾンは、「疲労感、頭痛、頭重、呼吸機能の変化」を伴う量とのこと。
さらに、5ppmの場合は、「呼吸困難、脈拍増加」の症状が出るとしています。