加藤厚労大臣が『日曜報道 THE PRIME』(フジテレビ)に生出演。
その中で、3月15日のあとも引き続き民間へのイベントの自粛を要請していく可能性を示唆。
マジ?
どうするのよ、日本経済。
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■加藤厚労大臣が3月15以降もイベント自粛の妖精を示唆。テレビ番組で。
3月8日、加藤勝信厚生労働大臣が『日曜報道 THE PRIME』(フジテレビ)に生出演。
その中で、3月15日以降もイベント自粛の要製をするかも知れない、といった発言がありました。
「3月15日は1つの判断をする時期だと思います。ただ、そのまま場合によっては継続をお願いしなきゃいけないのか、どういう形にするか」
という発言です。
さらに、この発言に続く形で「今の様なやり方を続けていくのか、少し変形した形でいくのか、一定の指針を出していくのも大事」と発言。
ちょっと待ってよ大臣さん。
「…出していくのも大事」って、「大事」って何?
大事なのは当たり前。
なんで「…出していきます」とか「…出していくつもりです」とか「…協議していきます」とか、キッパリ言えないんですかね?
■常に自信の無さを感じる加藤勝信厚生労働大臣
私は、根拠のない政治批判はあまり好きではありません。
ただ、「新型コロナ危機」に関する加藤大臣の言動には、以前より自身の無さ、頼り無さを強く感じていました。
この時点ではイベント自粛の「期限」である3月15日まではまるまる1週間あります。
大規模イベント自粛がどれだけ日本経済を打撃しているのかをもう少し理解し、大臣として自信と責任を持った対応をして欲しいものです。
○大臣たるもの、ハッキリ断言してほしい
今回のイベント自粛のために、企業のみならず、アーティストなど「表に立つ立場の人」たちにもそのしわ寄せが出ています。
なぜ、「現時点では3月15日以降の自粛要請は考えていない」とか「残された1週間でなんとか鎮静できるよう努力する」くらいのことが言えなかったのでしょう?
こんな頼りない発言だから、国民はますます見通しが暗くなり、不安にかられてしまうのです。
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■加藤大臣出演の直後に開催されたびわ湖マラソン
椎名林檎は『東京事変』の復活ライブを中止しました。
関連記事:椎名林檎のライブ決行~大阪仙台も実施?感染拡大中に開催する真意
『東京事変』は、2012年2月29日の解散から2度目のうるう年の同日に復活という、いかにも椎名林檎らしい演出を含んだ再結成です。
しかし、東京国際フォーラムでのライブは決行されたものの、その後、大バッシングで炎上状態となり、残りの大阪や仙台を始めとするライブは中止せざるを得ない状態となりました。
当然チケットは全額払い戻し。
このコンサートの中止により、イベンターや椎名林檎の事務所が金銭的にどの程度の損害が出たのかはわかりません。
○大相撲、高校野球の無観客でおみやげ、宿泊は大打撃
大相撲春場所も無観客試合となり、チケット代のみならず、お弁当やおみやげを販売するショップの損害は計り知れない額になるといわれています。
春の高校野球甲子園大会も「無観客の方針」を発表。
すでに近隣の宿泊施設からは悲鳴が上がっている状態です。
○びわ湖マラソンは応援自粛呼びかけるも予定通り実施
一方で、3月8日の第75回の琵琶湖マラソンはどうなったのか?
公式サイトでは、2月28日付で「沿道の応援を自粛して、テレビやインターネットで応援いただければ…」とのお願いがあるのみでした。
こちらは、予定通り開催されています。
沿道には普段より少ないながらも人は集まっていました。
そして、その号砲は、加藤大臣が生出演した番組「THE PRIME」の放送終了ほぼ直後である9時15分。(ちょっとしたトラブルで10分遅れてのスタート。)
ちなみにこの琵琶湖マラソン、東京オリンピック男子代表の残り1枠を懸けた最後の戦いでした。
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■まとめ
日本政府には、3月15日以降のイベント自粛要請に対し、加藤大臣の言う「少し変形した形」というものを、もっと厳密に設定して、示すべきです。
これ以上イベントが自粛されると、日本経済が大変なことになりますよ。