猛威を振るう新型コロナウイルス。
2月9日、中国から驚きの発表がありました。
なんと、ウイルスはエアロゾル感染(空気感染)をするというのです。
これに対し、翌2月10日のスッキリで疑問の声が出ました。
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■中国上海、新型コロナウイルスがエアロゾル感染すると発表
※補足:2/10(月)20:06の『Buzz Feed JAPAN』の記事で、そもそもエアロゾル感染と空気感染は全く違うもの、と解説されています。この記事は、エアロゾル感染=空気感染という前提のもとで記述した記事です。
2月9日、中国から驚きの発表がありました。
「現在の確定的な新型肺炎感染主要経路は『直接感染』『エアロゾル感染』『接触を通じた感染』と判断される」
との発表。
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要するに、新型ウイルスは、エアロゾル感染(空気感染)をするということが発表されたのです。
空気に混ざって蔓延するウイルスは、現在よりもさらに爆発的に感染力が増すことも考えられます。
さらに、マスクは空気を通すため、今後、マスクでの予防はほぼ無意味となってしまうのです。
これは世界的な規模で、さらに大変な事態に発展する可能性があります。
■翌日のスッキリで疑問の声「空気感染ではないのでは?」
これに対し、翌日2月10日、日本テレビの朝の番組「スッキリ」で出演者から疑問の声が出ました。
○感染症専門医の寺島先生が「空気感染ではない」と断言
番組には、すでに恒例となった、東京歯科大学教授で日本感染症学会専門医の寺島毅先生がゲストとして生出演。
寺島先生いわく「現在の感染力から考えるに、エアロゾル感染とは思えない」と助言をしました。
つまり、空気感染であれば、もっと強い感染力となり、現在の感染者の増え方以上の状態となるのではないか?という考えを助言したのです。
○橋本五郎氏「政治的な背景があるのでは?」
また、コメンテーターの橋本五郎氏は違う視点からの問題を指摘。
発表は「政治的な背景があるのでは?」との意見。
現在、ウイルス発生直後の中国当局の対応が問題視されています。
先日は初期にウイルスの脅威を指摘した中国の医師が、当局から封じ込められ、結果死亡してしまったことが報道されました。
このタイミングで「空気感染する」となれば、強いウイルス=中国当局の対応以前の問題、となるわけです。
そのあたりから、このタイミンッグで「空気感染」と発表したのではないか?というのが五郎さんの見解です。
公表したのは上海市民政局の曽群副局長。
「衛生防疫専門家の意見」としての発表です。
この「衛生防疫専門家」なる人をハッキリと紹介して欲しいものです。
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■感染者の症状は軽度から重度までさまざま
続いて番組では国内にいる感染者のうち、3人の症例を紹介しました。
その3人に限った情報のみをまとめると以下の通りです。
- 熱は37.1度~38.0度。
- 初期の症状は喉の痛みや鼻汁から始まったとのこと。
- その後の肺炎に関しては、まったく出ない、その後出て軽い症状、出たとして呼吸状態は悪化しないなど、さまざま。
もちろん、中国では重症患者も多数存在し、死者は900人を越えていると報道されています。
司会の加藤浩次もコメントしていましたが、今回の国内の3人症例がすべてではないということを十分理解する必要があるといえるでしょう。
■情報を鵜呑みにし過ぎず、冷静な対応を心がけることが大事
中国が発表したエアロゾル感染の可能性…。
そこに根拠があるのなら、早々に提示すべきでしょう。
いずれにしても、あまり情報を鵜呑みにしすぎないことも大事。
手洗い、うがい、マスク着用は引き続き大切な予防策ということを十分に理解しておいた方が良いでしょう。
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■まとめ
引き続き、新型コロナウイルス肺炎には十分注意をしましょう。