■「You Can’t Always Get What you Want」はオープンGの代表曲
今回の『You Can’t Always Get What you Want』は、前述の通り、ギターチューニングをキース定番のオープンGにチューニングし、5フレットにカポタストを付けて演奏する曲です。
これは1968年11月のレコーディングでもそのセッティングで演奏されています。
ちなみにキーはCです。
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○「ロックンロール・サーカス」ではレギュラーチューニング
一方で、このレコーディングの直後に行われた『ロックンロール・サーカス』では、キースはオープンチューニングでリードギターを弾いています。
これは、もうひとりのギタリストのブライアン・ジョーンズが、薬物依存によりもはやメンバーとして機能していなかったためだと思われます。
この『ロックンロール・サーカス』は様々な理由でその後30年間、世の中に出てくることは有りませんでした。
1996年になり、やっとVHSが発売されることになります。
○発売直後のテレビ出演時の映像
以下は、1970年頃のテレビ出演で演奏されたものです。
ちなみにバックは生演奏ではなく1998年のレコーディング時のカラオケを使用しています。
しかし、キースはアコースティックギターを持ち、オープンGの5カポで演奏しているのがわかります。
2人目のギタリスト、ミック・テイラーの加入直後くらいですね。
○1981年の全米ツアーでもオープンGの5カポ
こちらは、1983年の映画『Let’s Spend the Night Together』で演奏されたときの映像です。
やはり、5カポのオープンGです。
この頃のキースも若かったので、ちからの入ったバック・ボーカルも見ることができます。
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○2013年のライブでもオープンG5カポ
今から7年前の映像。
やはり、オープンGの5カポです。
○2020年の「One World」もオープンGが見たかった…
ということで、くどいようですが、今回もぜひオープンGが見たかったですね~。
キース親分、たのむよ~、ホントに…。
■「One Word」でのローリンスス・トーンズ~まとめ
以上、『One World : Together at Home』で『You Can’t Always Get What you Want』(無情の世界)を演奏したローリング・ストーンズについてでした!