コロナの医療従事者応援のためのオンラインコンサート『One World : Together at Home』。
ローリング・ストーンズも参加!
あれ?キースのギター、オープンGではない?
キースのやる気なさを独自解説!
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■ローリング・ストーンズが「One World」に参加
世界中の有名アーティストが、それぞれの自宅から参加する形で開かれたオンライン・バーチャル・コンサート『One World : Together at Home』が2020年4月19日に開催されました。
レディー・ガガが音頭を取り、WHO(世界保健機構)とボランティア団体のGlobal Citizenが共同で開催したものです。
その参加ミュージシャンがスゴイ!
ざっと一部だけ上げると以下の通り。
レディー・ガガ、ビリー・アイリッシュ、ポール・マッカートニー、エルトン・ジョン、スティーヴィー・ワンダー、テイラー・スウィフト、セリーヌ・ディオン、等々他多数!
そして、我らがローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)も参加、名曲「You Can’t Always Get What you Want」を演奏したのです。
■「One World」でローリング・ストーンズが披露した「You Can’t Always Get What you Want」
ローリング・ストーンズの映像を見て、感想を一言…カッコ良すぎ!
映像は4分割されたおり、左上「Mick Cam」、右上「Keith Cam」、左下「Ronnie Cam」、右下「Charlie Cam」となった画面からスタート。
まずはMickが一人で登場、簡単なMCの後、弾き語りで演奏を開始します。
始まった曲は「You Can’t Always Get What you Want」!
1968年の名曲です。
程なくしてキース・リチャーズがアコギで登場。
トレードマークのドクロの指輪を光らせてさり気なく演奏スタート。
そしてロン・ウッドも登場、今回はストラトキャスターで持ち前のリードギターをノリノリで弾きまくります。
3人のセッションで1コーラスが終了したところで、ドラムのチャーリー・ワッツが登場です。
同時にベースとドラムスの音もミックスされ、曲はバンド編成の形になり、いつものストーンズのライブさながらの演奏となりました。
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■One Wordのローリング・ストーンズ、チャーリー・ワッツのエアドラムが早くも話題!
よく見ると、チャーリーが叩いているのはドラムセットではありません。
なんと、機材ケースのような四角いハードケースです!
なんじゃこりゃ???
最初に気づいたときは、なんだか最先端のシミュレーターでも使っているのかと思いましたが、そうでもなさそうです。
どうやらベースとドラムスは別録音源?
そう、つまり、チャーリーは見事な「エアドラム」を叩いていたんですね。
○ライドシンバルはソファーの肘掛け…(汗)
実はこのチャーリーのエアドラム、早速ネットで話題となっていたようです。
ストーンズをよく知る人は、あらためてチャーリーの人柄に惚れ惚れし、よく知らない人はなんとも「ほがらか」なドラマーのおじいちゃん…と感じがみたいです。
しかし、ライドシンバルをソファーの肘掛けにしちゃうとは…。
案外、ストーンズのデビュー当時のチャーリーはアパートの一室でこんな風に練習していたのかもしれませんね(笑)。
■「One Word」でのローリング・ストーンズの演奏、ベース・ドラムはライブ音源か?
『You Can’t Always Get What you Want』は日本語で『無情の世界』というタイトルが付けられています。
1968年に録音されたスタジオ音源は、オルガンの他フレンチ・ホルンなどが利用され、さらには、曲の冒頭はコーラス隊の合唱からスタートするというこだわりのアレンジが施された曲です。
ストーンズの曲の中では、異色の曲でもありながら、ギター1本でも歌えるシンプルな曲、さらには大勢でも歌いやすいサビのメロディーということで、ライブでもたびたび演奏されています。
○「どうせ自宅で叩くのであれば…」(推測)
今回の「One Word」におけるローリング・ストーンズの演奏、ヘッドホンで聴くとうっすらとオルガンの音も聞こえてきます。
よって、今回のベースとドラムの音源は、おそらくそれぞれが録音されたトラックだけを再生して利用したのではないでしょうか?
そして、たぶんチャーリーは「自宅で音源に合わせて叩くのであれば、機材ケースをスネア、バスドラ、タムにし、ソファーをライドシンバルにしてしまおう」となったではないか?と勝手に推測させていただきました(笑)。
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■「One Word」で変わらず…キースのやる気の無さはいつも通りか?
今回の映像でもう1点気になった点があります。
それは、やる気の無い雰囲気満載のキース・リチャーズ。
まあ、いつも通りといえばいつも通りなのですが…。
キースは、アコギによる生音で弾いているのか弾いてないのかわからない状態の演奏。
しかも、チューニングはオープンGじゃなくてレギュラーチューニングっぽいです?
この曲、キースはいつも、オープンGを5カポで弾く曲なんだけどな~。
ただ、バック・ボーカルをささやくようにさり気なく入れるところなんか、ものすごい存在感とシブさを感じましたが…。
ということで、次のページではキースがオープンG5カポで弾く、『You Can’t Always Get What you Want』の1968年~2013年までの映像(期間長すぎ)を4つ、集めてみましたので御覧ください。