※前置き、いらないからさっさとカタカナの意味を知りたい!という人はこちら。
世界的に猛威をふるう新型コロナウイルス。
もはや、テレビの報道で見ない日はありません。
ただ、出てくる言葉がカタカナだらけでよくわからないという声を多数聞きます。
そこで『新型コロナウイルス・カタカナ用語辞典』としてまとめてみました。
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■カタカナだらけの新型コロナウイルス報道
新型コロナウイルスに関する報道で「カタカナ言葉が多くてよくわからない」という声が出ています。
数日前に、河野防衛大臣も「日本語でやればいい」などとコメントされていました。
それらの影響なのか、今朝の情報番組などを見ると「カタカナ言葉」は結構少なくなってきた感じがします。
一方で、コメンテーターの方々などは、人にもよりますが「ロックダウン」「オーバーシュート」「クラスター」などという言葉は普通に使われているようです。
○お年寄りと若者が理解できないのが大問題
「カタカナ言葉がわからない」という方の中には、比較的お年寄りと若者に多いようです。
お年寄りは感染すると重症化する可能性が強く、一方で若者は症状すら出ない場合が多いため出歩いて感染を拡大する可能性が指摘されています。
つまり、新型コロナウイルスのカタカナ言葉は、最も意味を理解しなければいけない人たちが理解できていない、という図式になっているのです。
■新型コロナウイルス・カタカナ用語辞典
以下、50音順に、必要最小限の語句をまとめました。
語源や本来の意味などはできるだけ除外しています。
○目次
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○アウトブレイク
地域レベルで発生する集団感染。
世界レベルでは「パンデミック」が使用されます。
例:○○市の□□地区がアウトブレイクの状態
○オーバーシュート
想定外な人数による一斉の感染拡大。
多くの場合、都道府県レベルの規模の感染で使用されています。
例:知事はオーバーシュートを見据えた対策を発表
○キャリア
保菌者(感染者)。
例:若者の中には無症状のキャリアが多くいると思われる
○クラスター
施設レベルの集団感染。
「クラスター」は「集団」という意味ですが、コロナ報道では「集団感染」という使われ方を多く見ます。
例:大学でクラスター発生の可能性
○トリアージ
患者の容態を見て優先順位で行う治療法。
主に重症者を優先して治療が行い、軽症者には待機してもらいます。
「37.5度以上の熱が4日つづいてから来てください」というのもトリアージです。
最悪の状況下(戦争での大空襲など)では、助からないと判断された患者は治療されず、助かる見込みがある患者のみが優先的に治療されます。
例:当病院では本日よりトリアージを実施します
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○トレース
感染経路の特定。
「トレース」は「痕跡」「経路」「追跡」などの意味ですが、コロナ報道では「感染経路」と使われています。
例:感染者までのトレースが最も重要
○パンデミック
市区町村レベル~世界レベルの広い範囲で発生する爆発的感染拡大。
地域レベルでは「アウトブレイク」が使われます。
例:武漢市でパンデミックが発生/WHOは世界規模のパンデミックを宣言
○ロックダウン
都市封鎖。
もし東京都が単独でロックダウンを強行した場合、たとえば神奈川県川崎市在住の都内勤務者は「出勤できない」という状態になります。
よって、東京都だけがロックダウンを行う場合、事実上、全都民に外出禁止令が発令されるレベルの緊急時といえます。
例:知事がロックダウンを検討中
■まとめ
以上、新型コロナウイルス報道で使われるカタカナ言葉の意味をまとめました。
参考になればなによりです。