※3月4日、東京事変の公式パージで、3月6日以降の5公演の中止が発表されました。大変残念です。この記事は3月3日に執筆した記事です。
新型コロナウイルス蔓延の中、東京事変復活のライブ・コンサートを予定通り開催した椎名林檎。
ネット上でかなりの騒ぎとなっており、そのほとんどが椎名林檎に対するバッシングです。
椎名林檎は、本当に避難されるようなことをしたのでしょうか?
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■椎名林檎率いる東京事変が「復活ライブ」を決行
新型コロナウイルスが蔓延する中、椎名林檎率いる東京事変がライブを決行しました。
開催した日程は2月29日、3月1日の2日間。
場所は東京都心真っ只中である、有楽町の東京国際フォーラムです。
(東京駅からも徒歩5分で行ける場所。)
2月28日、東京事変は今回のライブを予定通り開催すると発表、他のアーティストが相次いでライブを中止している中での決行ということで注目を集めていました。
そして、復活ライブ・コンサートは2日間、予定東リに決行されたのです。
翌日の休み開けである3月2日月曜日には、テレビのワイドショーやネット民たちの間で批判や反論が殺到、まさに大炎上の状態となりました。
今回の彼女の決断は、そこまでバッシングを受けるほどの行動だったのでしょうか?
■今回のライブで徹底した内容
報道によると、今回のライブでは以下の徹底がなされていたそうです。
- 会場スタッフはマスクに手袋を着用
- 入口には検温、アルコール消毒への協力の呼びかけ案内
- ライブ終了後もスタッフから観客に対して消毒の促進
- 来場の辞退を希望する人に対して払い戻しの対応
やることは十分にやっての実施といってよいかと思います。
実際、観客は、ほとんどの人がマスクを着用していたとのことです。
■椎名林檎は東京オリンピックの関係者の1人
「大炎上」までの批判となっているのにはもう1つの理由があります。
それは、椎名林檎は「東京オリンピック開閉会式プランニングチーム」のメンバーの1人というところです。
リオ・オリンピックの閉会式においても音楽監修を担当しました。
これにより「オリンピックの関係者なのに、何考えてんの?」という批判の意見が出ているのです。
反面「オリンピック関係者だからこそやったのでは?」という称賛の意見も出ています。
いずれにせよ、今回の決行に関するコメントは、ライブ最中でも椎名林檎からは一切出なかったそうです。
その思惑はなんだったのか…気になります。
■相次ぐイベント中止・延期に一石を投じた行動か?
椎名林檎は、相次ぐイベントの中止を見て「このままではいけない」と思った1人なのではないでしょうか?
ライブイベントを中止する場合、一般的にはチケット代を購入者に全額返金しなければなりません。
つまり、基本的な売上額は0円となります。
反面、ライブ運営にはすでにそれなりの費用がかかっているのが一般的です。
ライブが大きくなればなるほどその出費は莫大となります。
イベンターの体力やライブの規模にもよりますが、相当な損失が生じることは間違いありません。
考えてみてください。
中止=チケットの売上枚数0枚
↑理論上は同じ意味となります。
小さいイベント会社が企画運営するライブであれば、倒産するほどのダメージが降り注いでしまうのです。
つまり、イベント中止は出演者である椎名林檎率いる東京事変のメンバーだけの問題ではありません。
一方で、今回の復活ライブに設定した2020年2月29日は、東京事変が2012年の同日に解散した後、まるまる8年後である2度目のうるう年となる日なのです。
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■新型コロナウイルスは本当に猛威?
新型コロナウイルスの感染に関して、毎日その報道がされています。
しかし、実際に感染したとしても、ほとんどが軽症で済んでいるということもわかってきました。
一方で現時点では、検査の結果が出るには数日間の時間がかかり、特効薬や予防薬もない状態です。
そのため、万が一感染した場合でも、軽症であれば自宅での静養と経過観察を推奨され、実際にその方法で完治している例がかなり多いという話も聞きました。
つまり「感染しても自宅での静養でほとんどが自然に完治する」のです。
それらの現況と、先にあげた「中止した場合の損害」を総合判断し、感染予防を徹底した上で今回のライブの決行に至ったのではないでしょうか?
もし、世界中の人々が「薬もないし死亡者も出てるけど、感染しても対して怖くないウイルス」という考えに変わったとしたら、もはや脅威ではなくなります。
今回の決行の中にはそんな椎名林檎ならではのメッセージが含まれていたのかもしれません。
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