■印象操作を思わせる記事内の文章のアレンジ
今回の週刊文春の記事に違和感を感じてしまう部分がひとつあります。
それは、「女性社員のAさん」と「男性プロデューサーのB氏」という「言い方」です。
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○今回の号で消えた「プロデューサー」の役職
1週間前の前号では、このお2人の言い方は「女性プロデューサー」「男性のチーフプロデューサー」と表現されていました。
なぜ、今回の記事では前述の通りの言い方が変わってしまったのでしょう?
ちなみに、1週間前の記事では冒頭に以下のような記述もあるくらいです。
「罵声を浴びせられていたのは、あろうことかどう番組の女性プロデューサーだった」
○パワハラ感を強くするための印象操作か?
よって、前号では辛坊治郎が「自分よりも偉い人にパワハラした」というニュアンスを強く感じます。
一方、今回の記事では、女性は「プロデューサー」という役職が消えて「社員」とだけになっております。
男性も「チーフ」が消えて単に「プロデューサー」と表記されているだけです。
「男性チーフプロデューサーの前で、女性プロデューサーにパワハラ」
が、
「男性プロデューサーの前で、女性社員にパワハラ」
という表現に変わったのです。
これってズバリ、印象操作???
■記事内の報告書。一体誰が流出させた?
番組制作に携わるスタッフというは、それなりの人数が存在します。
辛坊治郎くらい物事をハッキリ言う人であれば、それなりに反感を買うことだってあるでしょう。
特に、下の方の若い人たちからすれば、隠れてこっそり文春リーク、なんていうことも考えられます。
状況次第では、ある意味「自然な流れ」ともいえる行為です。
○問題は社内文書の流出
しかし、社内文書の流出ともなると話は別。
今回の「報告書」が文春の手に渡ったのは、明らかに日テレのコンプライアンスに反するものです。
そのあたりの日テレのガバナンスなどはどうなっているのかが問われます。
今回の一件、パワハラの実態や報告書の内容などよりも、実は報告書の流出の方がよっぽど大問題といえるのではないでしょうか?
○そもそも誰が流出させたのか?
今回のパワハラ報告書、機密書類とまではいいませんが、これを持ち出せる人物となると、ある程度特定されてくると思います。
文春の記事によると「Aさんの報告書はA4用紙にして十五ページにわたり…」とされているので、そっくりそのまんまのコピー書類が文春側に流出したと考えられるわけです。
書いた本人のプライバシーにも関わるので、普通であれば本人の了解を取らずに、というのはありえないわけで…。
いずれにしても、辛坊治郎のパワハラ騒動と報告書の流出は、分けて考えるべき重要な問題といえるでしょう。
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■まとめ
以上、辛坊治郎のパワハラ疑惑のその後の報道についてまとめました。