■②弾く人にも聴く人にも満足なエフェクター、コーラス
次に揃えた方が良いエフェクター、それはコーラスです。
いわゆるモジュレーション系のエフェクターに分類されます。
コーラスの仕組みは、原音の後に、ほんの少し音を遅らせて再現、その音を揺らして効果を出す仕組みです。
まるで、リードボーカルのバックでハモっているようなイメージの音色となります。
コーラスと命名されたのはそのためですね。
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○オススメのコーラスは?→そこまでこだわらなくても大丈夫
ちょっと怒られそうな無責任なアドバイスとなりますが(笑)、歪み系のエフェクターなどにくらべて、コーラスはそこまでこだわらなくてもとりあえずは大丈夫。
商品により、細部などいろいろ違いはありますが、ロックギターにおいては、大抵どの商品も満足させてくれます。
ただ、買うときはやはり、できるだけ試奏させてもって選ぶことをオススメします。
○Electro-Harmonix Neo Clone~シンプル操作で使いやすいコーラス
シンプルでオススメのコーラス。
コーラス効果の深さの切り替えはトグルスイッチとなり、2段階のみ。
あとは揺れるスピードを好みで調節すればOKです。
余計なつまみがない分、余計な悩みなしでサウンド作りができるのがいいですね。
○BOSS CH-1 Super Chorus
日本が誇るエフェクターメーカーBOSSのコーラスエフェクター。
ローランドのブランド(発売当時は傘下企業)なだけに、非常にクリアで透明感のあるコーラスサウンドが得られます。
BOSSの他のエフェクターでもよく見かける、通常のOUTPUT(A)の他、ダイレクト音となるOUTPUT(B)もあるステレオ使用となりますが、正直、ロックギターではあまり使用頻度はありませんね。
つまみはEQ(イコライザー)が付いていますが、音作りの「悩みのタネ」となる余計な機能かも…。
○Danelectro Fab D-5 Chorus
歴史あるダンエレクトロの「FAB」シリーズのコーラス。
ダンエレクトロは昔からデザインが凝っている印象が強いメーカーですが、一通りの機能と性能を誇っています。
リーズナブルな値段ながら、いわゆる「ヘボいメーカー」ではまったく無いので、オススメの商品の1つです。
つまみの中の「MIX」はコーラスサウンド部分の”音量”と考えて良いです。
■その他のエフェクター、あとは好みで増やせばOK!
ということで「エフェクターを買うにはまずは何を買うべき?」という質問の答えは以下の通り。
- オーバードライブ or ディストーション
- コーラス
ずばり、この2つだけで十分に足ります。
言い方を変えれば、この2つのエフェクターで、あなたの基本となるサウンドを決めることができるのです。
まずはこの2つで基本サウンドを作り、フランジャーやディレイなどで必要に応じてエフェクターを増やしてみると良いでしょう。
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■マルチエフェクターをオススメしない理由
世の中にはマルチエフェクターと呼ばれる、いろいろなエフェクターの機能がすべて詰まった便利なものが存在しています。
しかし、正直、あまりオススメしません。
理由は以下の通り
- サウンドの基本となる歪み系の音が正直あまり良い音ではないものが多い。
- 使用しない機能が多数含まれており、音作りの際、悩みのタネに発展してしまう可能性がある。
- 機能が多すぎて使うこと自体が面倒くさくなってしまう(飽きる)。
- 初心者が無駄に使いたがる傾向にある。
- ダサい(ごめん…)
といったところでしょうか?
正直、プロで使っているという人はほぼ聞いたことがありません。
唯一利点をあげると、初心者にとっては、エフェクターのそれぞれの機能や効果を、実際に確認できるというところです。
■エフェクターは何から買えば良い?~まとめ
以上、今回は「エフェクターは何から買えば良い?初心者オススメ超簡単セット」について記述しました。